転職エージェントに登録すると、その後、キャリアアドバイザー(以後CA)との面談を済ませ、『希望に沿う』もしくは『CAの判断で転職希望者に合っているとされた』求人を紹介される流れとなります。
早い段階で希望に完璧に合っている求人が紹介されるのがベストなのですが、最初のうちはCAの判断で合っていると判断された求人はいまいちピンとこない事が多いかと思いますし、希望に出来るだけ沿った求人を紹介されても「もう少し営業よりの方が向いているのでは…」といった形でしっくりこない事も多いかと思います。
転職活動は、「こういった仕事がいい」と理想を考えてスタートさせるものですが、それにピッタリ合う求人が見つからない事も少なくないのです。
出来るだけ希望に沿った求人を探してくれたとなると、その求人を断りづらい気持ちも出てしまいますね…。
しかし、そういった時は遠慮なく断っても問題ありません。
むしろ中途半端な気持ちで応募をして『採用』に至ってしまったら大変な事ですね。
満足していないまま働くことになってしまうかもしれませんし、その段階で断ると、転職エージェントだけでなく企業側にも迷惑をかけてしまう事になります。
断る判断ができているのであればできるだけ早い段階で伝えるべきなのです。
紹介された段階では企業側に連絡がいってない
それでも、「せっかく合う求人を探してくれたのに申し訳ない…」という感情で断りづらいかもしれませんが、求人を紹介された段階では、多くの場合、企業側にまで連絡がいっていません。
例えば、
友人に本を借りようとして、「〇〇の書いている〇〇って本どうかな?」と提案されたとしましょう。
しかし、自分の借りようとしていた本のイメージと異なっているのであれば「他に何かない?」と、もっと興味をそそる本を聞き出そうとするのではないでしょうか?
求人に関しても、転職エージェントで抱えている求人の中から『提案』をしている段階ですので、さほど変更を申し出されても手間はかからないのです。
断る理由を明確に
求人の紹介は“転職希望者の希望を明確にしていく作業”でもあります。
断るにしても、どういった理由で断っているのかをCAが把握し次の紹介に繋げる必要があるのです。
そのため、曖昧な形で「なんとなく…」と断っては、次の紹介がしづらくなります。
時には、「転職意識がそこまでないのでは」と不信感をもたれCAとの関係性がこじれてしまう事もあるでしょう。
CAは営業要素もあるので、転職意識の低い人には優先的に求人を紹介しようとはしなくなります。
断るという事は、
- 勤務地が遠い
- 残業が多い
- 給料面
- エンジニアに特化した仕事がいい
これらの引っかかる部分があるはずです。
それらをさらに具体的に伝えるようにしましょう。
「この求人だと営業だけでなく半分事務仕事となってしまうのでもっと営業に特化した内容の求人がいい」
「勤務地まで1時間以上かかるので少し遠すぎる。1時間以内であれば問題ありません」
『提案』の段階とはいえ、あなたのために手間をかけている事は間違いありませんので、一つ一つの求人に誠意をもって応えるのが礼儀です。
具体的に断る理由を伝えれば、転職意識が高いと判断され次の求人も積極的に探してくれるでしょう。
保留もOK
紹介された求人は、
- 断る
- 応募する
の2択で考える必要はありません。
時には、一旦『保留』をして他の求人と比べて応募の判断をしたいという事もあるでしょう。
紹介された求人が『良い求人なのか』それとも『もっと良い求人があるのか』という判断は他の求人と見比べない事には分からないので当然の事です。
そのため『保留』するのもOKです。
もちろん、転職活動は日々進んでいくので、あまりゆっくりしていると他の応募者で埋まってしまいその求人が無くなってしまう恐れもありますが、『応募』の判断に踏み切れない場合は、やみくもに応募しても転職活動の体力を使い過ぎてしまうので保留の判断も必要になってきます。
「求めるものと少し違うかも…」
特に理想を求めがちな転職活動初期には、この程度の感覚でも断ってしまいがちです。
あとあと、「やっぱあの求人が良かった…」という事のないように保留しつつ他の求人の紹介を促しましょう。
「求人案件を紹介していただきありがとうございました。
仕事の内容は合致している部分が多くとても魅力的なのですが、給料面と勤務地が希望と異なっています。
そういった点も合う求人があれば見比べてみたいのですが、そのような求人はございますでしょうか。」
合う求人が見つからない場合は
希望とマッチしない求人ばかりを紹介される場合は、
- 希望が上手く伝わっていない
- 高望みをしている
といった事も考えられます。
面談だけではこういった事も起こり得るので、もし希望に沿わない求人ばかりを紹介されるようでしたら、今一度、(電話などで)面談の場を設けてみましょう。
ジョブ吉のブラック企業体験談


二つの転職エージェントで転職成功!
転職エージェントにはさまざまな種類があり、どれを利用するべきか迷ってしまいますね…。
そこで、今回は、最初に利用するべき2つの転職エージェントを紹介します。この組み合わせが最も効率のいい転職活動に繋がりますよ!
在職中も退職後でも転職エージェントのサポートが転職成功のカギを握ります!
リクルートエージェント
業界最多8万件の未公開求人があり、多方面の業界に強いのが特徴です。
「こんな職種で、こういった希望がある」など、事細かな要望にも応えてくれるでしょう。
まずは、登録しておきたい転職エージェントです。
マイナビエージェント
転職エージェントとしての歴史が長く企業とのパイプが強いという特徴を持っています。
また、職種別に特化したサービスを展開しているというのも一つの特徴で、きめ細やかなサービスを受けられます。
最終的に転職エージェントのプッシュで内定が決まる事もありますので、是非とも登録して求人を確認してみましょう。