転職エージェントは、ハローワークの様に非営利のサービスではなく、あくまでも利益を得て成り立つビジネスです。
そして、転職エージェントの主な報酬は転職が決まり一定期間働いた時に発生する『成功報酬』となっているので、転職期間(転職希望者へのサポート期間)が長引いてしまうほど、転職エージェントにとって不利益な状態となってしまいます。
そのため、多くの転職エージェントでは『サポートする期間』を定めています。
転職エージェントによってサポート期間が異なる
では、具体的に転職エージェント毎のサポート期間を確認してみましょう。
DODA
DODAはインテリジェンスと呼ばれる事も多いですね。転職大手企業の一つです。
サポート期間・・・3ヶ月
リクルートエージェント
転職エージェントの最王手。転職エージェントに登録するさいに最初にたどり着くのがリクルートエージェントというケースが多いでしょう。ナンバーワンの紹介実績を誇ります。
サポート期間・・・3ヶ月
大手の転職エージェントは3ヶ月という比較的短いサポート期間を設定している事が多いようです。
理由は、転職エージェントを利用して転職をする場合の平均転職活動期間が2〜3ヶ月だからです。それ以上、長引く場合は、転職活動が1〜2年といった長期になる事も多く、対費用効果が悪くなってしまいます。
エージェントの担当者は高学歴の高収入。
ビジネスとして成り立たせるには利益を追い求めなくてはなりません。
type転職エージェント
歴史の古い転職エージェントですが、サポート期間に制限は決められていません。
3カ月以上、転職活動をして転職が決まらない人はハードルを下げざるを得ません。
リクルートエージェントに比べ、ハードルの低い求人も多く抱えています。
サポート期間・・・無制限
マイナビエージェント
マイナビエージェントも大手の一つで、サポート期間は3ヶ月。
ちなみに、転職サイトと転職エージェントは別物という事はご存知でしょうか?マイナビはマイナビ転職という転職サイトを運営しており、そちらは期間に制限を定めていません。
サポート期間・・・3ヶ月
パソナキャリア
派遣の方が有名な企業かもしれませんね。ですが、転職エージェントとしても十分な求人数を誇り、是非とも活用したい転職エージェントの一つとなります。
サポート期間・・・3ヶ月
ワークポート
主に、IT関連の求人に強い転職エージェントです。
サポート期間・・・無制限
JACリクルートメント
転職活動を始めるまであまり聞かない名前かもしれませんが、JACリクルートメントは業界3位の転職実績を誇ります。
そして、評判が悪くなりがちな転職エージェント業界の中では珍しく、利用者の評判もかなりいい事で有名です。特に、第二新卒の人は迷いなく登録しておきたい転職エージェントでしょう。
サポート期間・・・3ヶ月
ハタラクティブ
ハタラクティブは、フリーターや派遣社員の転職を得意とした転職エージェントです。転職エージェントにもそれぞれ違った毛色があるので特徴を掴んで登録するのも重要。
サポート期間・・・無制限
サポート期間が3ヶ月の理由
転職エージェントのサポート期間は半年や1年といった情報も出回っていますが、実際には3ヶ月もしくは無制限となっている事が多いようです。
この3ヶ月という期間は、先ほど触れたように、転職エージェントを利用した場合の転職期間の目安となるからです。
新卒時もそうですが、就職先が順調に決まる人と全く決まらない人とで分かれます。
スムーズに決まる人はほとんどの場合、2〜3ヶ月ほどで決まり、そうでない場合は数年といった長期に渡って転職活動をしなくてはならないケースもあります
長期間に渡るサポートは、成功報酬というシステムでは対費用効果が悪いという事になってしまいますね…。
そのため、できるだけ効率よく転職支援をする目安として3ヶ月という期間を設けているのです。
サポート期間が短くなると「利用期間終了が迫っています」というメールや電話連絡がきます。
サポート期間がある事を知らないまま転職エージェントを利用している人も多いので、メールが届くと「やばい、迷っている場合じゃない!今、紹介されている求人から選ばなきゃ!」といった焦る心理になる人も多いでしょう。
サポート期間を定める事は、煽る効果も発揮するのです。
サポート期間が過ぎてしまったら?
どんなに優秀な人でも時には3ヶ月という期間内に転職ができないケースもあります。求人は時の運で、タイミングによってはいい巡り合わせとはなりませんからね。
そういった場合、サポート期間終了後どうなってしまうのか?という問題がでてきますが、基本的にほとんどのケースで延長・更新が可能となっているので、さほど影響はありません。
3ヶ月という期間は、転職を催促する効果もありますが、区切りをつけながら転職支援を行えるメリットもあります。
例えば、無制限の場合は転職する意思が無くなっても、断れずダラダラとサポートを受けてしまう事が多々ありますが、
3ヶ月といった期間を設けている場合は、その都度、転職の意思を確認したうえでサービスの継続が可能となるのです。
対費用効果を考えると3ヶ月にしておいて、転職意思を確認した方が効率がいいのかもしれません。
転職活動をしているうちに転職意思が薄れる事はよくある話なのです。
また、本人に転職意思があっても、転職エージェント側に『ダメ』と判断されて更新できないケースも稀にありますので、更新するためにはしっかりと転職意思をアピールしておく事も重要となるでしょう。
ジョブ吉のブラック企業体験談


二つの転職エージェントで転職成功!
転職エージェントにはさまざまな種類があり、どれを利用するべきか迷ってしまいますね…。
そこで、今回は、最初に利用するべき2つの転職エージェントを紹介します。この組み合わせが最も効率のいい転職活動に繋がりますよ!
在職中も退職後でも転職エージェントのサポートが転職成功のカギを握ります!
リクルートエージェント
業界最多8万件の未公開求人があり、多方面の業界に強いのが特徴です。
「こんな職種で、こういった希望がある」など、事細かな要望にも応えてくれるでしょう。
まずは、登録しておきたい転職エージェントです。
マイナビエージェント
転職エージェントとしての歴史が長く企業とのパイプが強いという特徴を持っています。
また、職種別に特化したサービスを展開しているというのも一つの特徴で、きめ細やかなサービスを受けられます。
最終的に転職エージェントのプッシュで内定が決まる事もありますので、是非とも登録して求人を確認してみましょう。