新卒の面接では、ノックして入室、用意されている席の横に立ち挨拶をして着席、と一連の流れが決まっているので座る席に迷うことはありません。
しかし、中途採用に関しては、面接の部屋に通され「こちらでお待ち下さい」と席が指定されないまま、座る席の判断を自分で行わなくてはならない時があります。
このような場合、
- 下座はどこで
- 上座はどこなのか
- あるいは立ったままで待つべきなのか
- 立ったままで待つのであればどの位置に立つべきだろうか
といった事が頭に浮かぶでしょう。
日本人の礼儀としてビジネスマナーとして、間違った判断はしたくないですね。面接官が入ってくるなり「なんでその位置に座ってるのだろう…」といったマイナスの印象を与えてしまうのは避けたいところです。
今回は、座る位置についてパターン別で確認していきましょう。
座席パターン別の座る配置
今回は下座上座を数字にして説明します。数字が小さい席は上座で数字が大きいと下座。応募者の立場としては案内がない限りは、下座の中でももっとも数字の大きい席に座りたいところです。
パターン1

基本的な法則としては、入り口に近い席は下座で奥の席は上座という事です。
このケースでは、入り口に最も近い席に座る事になります。面接官は2の席に座る事になりますが、面接官の座る席を1にする事より、応募者が最も下座になる位置に座る事が重要です。
パターン2

先ほどの配置が前後から左右に変わったパターンですが、こちらでも入り口に近い席が、下座となります。
パターン3

面接室の椅子がソファーだった場合で考えてみましょう。ソファーの上座は少し特殊で長いソファーが上座となり、一人掛けが下座となります。この条件プラス入り口に近いほど下座となるので、この配置では4の位置は変わりません。
パターン4

長いソファーが入り口付近に置かれている場合は、入り口から遠い席が上座というマナーより優先して長いソファーが上座となります。
必ずしも入口付近が下座ではないという事になるので気をつけたいところです。
座る席を指定された場合
面接室に通されると同時に「こちらの席に座ってお待ち下さい」という形で席が指定される事も少なくありません。
指定された席が『上座』である場合は、少し戸惑う部分がありますよね。
しかし、この場合は、指定された席に座るのがマナーとなるので、わざわざ席を変えてまで下座を優先するべきではありません。
上座とは、『お客様を迎い入れる席』です。会社によっては、応募者に関しても『お客』として接するので上座に案内する事も少なくないのです。
仮に、事務員に案内されたのが上座でもそのまま座りましょう。おそらく、他の応募者もその席に案内しているはずなので面接官も違和感を感じる事はないはずです。
「こちらでお待ち下さい」と言われた場合
「席に座ってお待ち下さい」ではなく、「こちらでお待ち下さい」と言われた時は、座らずに待つようにしましょう。
立つ位置は下座の後ろあたりです。つまり、多くの場合、入り口付近ですね。もちろん、入室の邪魔にならないように待ちましょう。
面接官が入室したら挨拶をして、「どうぞ、お座り下さい」といった声をかけられるかと思いますので、その時に、初めて「失礼します」と腰を掛けます。
上座を勧められたら
「こちらの部屋で座ってお待ち下さい」と言われた場合、席の指定がないので下座に座って待つ事になりますが、その後、面接官に「どうぞこちらを使って下さい」と上座に座り直すよう促される事もあります。
このケースでは、断る必要もないので「ありがとうございます」と言い席を移動するようにしましょう。
座っている場合も立ち上がって挨拶
面接を担当していると、座ったままで挨拶をする人を稀に見かけますが、これはマナー違反となり心象を悪くしてしまうので、座るように案内されて座っている場合でも必ず立ち上がってから挨拶をするようにしましょう。
その後の座るタイミングは、相手に「どうぞ、座って下さい」といった声を掛けられた時か、面接官が座り一呼吸をおいたタイミングです。
いづれにしても「失礼します」と声を掛けてから着席するようにしましょう。
・・・
待機中には、資料を確認するなどの作業をしても構いませんが、面接官が入室した時に即座に反応できるように入り口付近に意識を向けておくようにしましょう。
特にドアがなくパーテーションのみの空間では音もなく察知しづらいので、油断しないよう姿勢を正して待機しましょう。


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