

誰にでも起こりうる“やむなく転職”
かつては、1度就職をすると定年まで働くのが当たり前の時代でした。
しかし、日本では安定期が終わり、失われた〇〇年、経済の停滞といった事が20年以上にわたり言われ続け、大企業を含め全ての企業において安定した業績を維持するのは難しくなっています。
そのため、必ずしも終身雇用制度が約束される状況ではなくなり、何千人規模でのリストラが頻繁に行われるようになりました。テレビや新聞などを見てもこういったニュースを多く見かけますね。
- 倒産
- 事業の縮小
- 事業部門の撤退
- M&A(吸収合併)
- 早期退職制度を促された
などなど、事情はさまざまですが、“やむなく転職”をするのは誰にでも起こり得る事と言えるでしょう。
こういった事情で退職をすると、
- 自分の価値を否定された
- 自信を失った
- モチベーションが上がらない
といった形で転職への気力を失ってしまう方も少なくありません。
しかし、定年間近で年金受給も遠くない話といったケース以外はいずれにしても転職を必要とします。
やむなく転職をする際に大切な4つのポイント
生活費の確保
離職期間が長くなると、金銭的な負担が大きく生活が成り立たなくなってしまう事も考えられます。そういった事態にならないように、当面(1年以上)の生活費を確保しておく事が大切です。
ここでいう生活費とは、住宅ローンなども含めたお金です。
収入の維持にこだわらない
「これまでより2割も収入が落ちるし…」といった形で収入ばかりを考え転職活動を行うのは控えましょう。収入も大切な要素ですが、特別なスキル等がない限りこれまでの収入を維持するのは難しくなります。
家計を見直し収入が減っても生活できる策を練る事も大切です。
気持ちを切り替える
突然、やむなく転職をするケースでは気持ちの整理ができず、いつまでも落ち込んでしまう事がありますが、早め早めの切り替えが大切です。
考え方を変えれば、転職は新しい事に挑戦できるチャンスでもあり、さらなる飛躍・成長ができる絶好の機会でもあります。
取り組み方によっては、あなたにとってプラスに繋がるのです。過去を引きずらずに前に進みましょう。
情報を把握
求人・転職に関する情報が不足してしまうと不安が大きくなってしまいます。
一人で悩んだり考えこんだりする時間が長いほどネガティブな方向に進んでしまう可能性があるので、転職エージェントなどで求人情報を集め、自分に合った仕事や必要とされる仕事を確認しましょう。
時には、転職が困難で、滅入ってしまう事もあるかと思いますが、必ず希望に繋がる情報もあります。より広範囲に視野を広げて情報を収集しましょう。
“やむなく転職”をチャンスと捉えたAさん
ここで、実際にやむなく転職をしたAさんの例を紹介します。
Aさんは事業縮小により居場所を失いやむなく退職。40代にして転職せざるを得ない状況となりました。退職が決まってからは、気力がなくなり落ち込む期間もあったそうですが、いざ実際に退職すると少し清々しい気持ちに。
「せっかくならこれまでと違った職種とかも経験してみたいな」と前向きに捉えられたそうです。
そして、転職エージェントを通しさまざまな仕事を紹介してもらいます。給料面はどの求人もこれまでより低い水準でしたが、不思議とどの求人も魅力的に感じたそうです。
Aさんはこれまでパソコンの開発という専門的な事業に携わってきましたが、新しく選択したのはBtoCの事業を展開している企業。つまり、一般消費者を相手にした仕事という事です。
そして、「直接、お客様の喜びに触れることができる環境にやり甲斐を感じている」と前向きに今の仕事を楽しんでいます。
突然の退職は、ネガティブに捉えてしまう事が多いのですが、必ずしもこれまでの仕事があなたにピッタリの天職だったとは限りません。ネガティブに捉えるだけでなく『チャンス』と捉える事によりこれまで以上に楽しい環境に身を置けるかもしれません。
転職活動の長期化は不利に働く
突然の退職では、落ち込み、しばらくゆっくりするといった判断をしてしまいがちですが、休養はほどほどにしておいた方がいいでしょう。
というのも、離職期間の長期化は転職に不利に働くからです。
理由としては、
- 働く意欲を疑われる
- 他の企業を散々受けて落ちているのでは?といった見方をされる
- 経済的にも余裕がなくなる
といった部分が挙げられます。
早めに転職活動を始めていれば受かっていた企業も、離職期間が長い事によって受からなくなってしまう可能性があるのです。少しでも幅広くさまざまな企業を視野に入れたいのであれば早めに行動しなくてはなりません。
ピンチはチャンスでもある!



ジョブ吉のブラック企業体験談


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