

自分の希望を全て書く場所ではない
『本人希望欄』という言葉をそのまま受け止めると、「自分自身が希望したい事を記入する欄」という事になりますが、全ての希望を思うがままに記入していいわけではありません。
悪い例としては、
- 給料30万円以上希望
- 定時で帰宅を希望
- 休日出勤不可
といったご自身の都合だけを押し付けた希望は基本的にNG。
もし、これらの希望が応募先の企業の条件と一致しなかった場合はどうなるでしょうか?おそらく、9割以上の確率で書類選考で落とされます。「それでも欲しい」と思ってもらえるような余程魅力的な経歴でももっていない限りは面接の機会を得られずに終わるでしょう。
これらの希望が『絶対譲れない』という事であれば、その旨を具体的に伝えなくてはなりません。やむ無い事情があるうえでの希望であれば、それを考慮に入れたうえで選考されることになります。具体例は、次の項目で、
本人希望欄で注意したい点
転勤不可は具体的な事情を
『転勤不可』という希望は、会社にとって不都合になる事が多いので選考で不利になるケースも少なくありません。
しかし、事情によっては勤務地を自宅から通える範囲に絞らなくてはならない時もありますので、その旨を企業側に理解してもらう必要があります。最も多い事例としては、『親の介護』や『家族の介護』といった事ですね。こういった場合は、『家族が介護を必要とするので、都内の勤務地を希望』といった形で記入しましょう。事情を説明したえうで『転勤不可』を伝える必要があるのです。
給料希望額の記載
給料希望額の記入欄がある場合、基本的に希望額を書かない方が良いでしょう。過剰な金額でも過小な金額でも選考にプラスに働く事はほとんどありません。書類の段階で希望を出すのは控えましょう。
そのため、『貴社の規定に従います』といった記載が有効です。
職種の指定
開発部門、マーケティング部門、営業部門といった形で、複数の職種を募集している企業も少なくありません。
そういった場合は、本人希望欄を使い希望職種を伝えましょう。
【例】
希望職種:開発部門を希望いたします。
※求人募集に記載されている通りの名称で書く
箇条書きで記入
本人希望欄は、ほとんどの履歴書でフリースペースとなっています。履歴書は『分かりやすく書く』という事が重要なので、項目を立て箇条書きにしましょう。
『どの項目にどんな希望が書かれているか』という事が一目で分かるように構成するのがポイントです。
あまりギュウギュウに書き込まない
本人希望欄という言葉をそのまま解釈すると『応募者の希望を書く欄』。この項目がびっしり書き込まれているのもあまり良い印象を与えません。
書き込む文字量は、6〜8割ほどが基本。もっと書きたい事があっても重要な事のみを絞って記入しましょう。
空欄は基本的にNG
履歴書に空欄を作るのはNG。これは、本人希望欄に関しても同じです。
書くことがない場合は、給料欄と同じく『貴社の規定に従います』といった事を一言書いておきましょう。
入社希望時期
入社希望時期は応募先の企業も早めに把握しておきたい項目となるので、書類選考の段階で伝えるのが理想です。
『入社可能日』といった項目を作り、具体的な時期を明記しましょう。勤務しながらの転職活動でもおおよその引き継ぎ期間などを考え、目安となる時期を伝えましょう。
【例】
入社時期:担当のプロジェクトの関係により、5月以降の入社を希望します。
連絡手段
勤務しながらの転職は連絡が行き違ってしまう事も少なくありません。
志望先の人事担当者に負担をかけないためにも、具体的な連絡手段を明記しておきましょう。
【例】
連絡が可能な時間帯、及び方法:平日午後5時までの連絡はメールでいただけると幸いです。休日及び平日5時以降は電話に出られます。
勤務時間を伝える
具体的な事情を分かりやすく簡潔に明記しましょう。
【例】
勤務時間:父の介護があり、8時以降の勤務は難しくなっております。
本人希望欄の書き方
入社時期:決算期の関係により5月以降の入社を希望します。
勤務地・勤務時間・給料:貴社規定に従います。
連絡が可能な時間帯、及び方法:平日午後5時までの連絡はメールでいただけると幸いです。休日及び平日5時以降は電話に出られます。
以上のような形で、『希望』及び『伝達事項』を伝える項目として利用しましょう。文章を繋げると伝わりづらくなるのでこのような箇条書きは必須です。
また、マイナス要素となる経歴のフォローを入れられると尚理想です。例えば、怪我による離職期間がある場合は、『2016年11月〜2017年1月の間は、怪我のため働けずその期間を使い〇〇の資格取得に向けて学習に専念していました』といった形です。
本人希望欄は志望動機ほど難しく考える必要はありません。基本的に会社の条件から大きくズレない限り、マイナスとなる事はないでしょう。


ジョブ吉のブラック企業体験談


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