

どう仕事に取り組むか問われる
「休日出勤や残業は可能ですか?」という質問を転職の面接でされる事は少なくありません。
近年は、事情はさまざまですが休日出勤や残業を断る人も少なくありません。もちろん、断るのも一つの権利かとは思いますが、会社側としては「もう少し仕事を進めてもらいたいのに…」と考えており、休日出勤や残業で戦力としてカウントできない人を敬遠する傾向にあります。
質問によって仕事に対する熱意やモチベーションを確認しようとしており、時間外労働へ取り組む姿勢や時間外に及ぶ仕事へのストレス耐久が判断されます。
皆さんは残業を好んでしたいと思いますか?
面接とは関係なくこのような質問をされた場合、どのように答えるでしょうか。
仕事へのモチベーションが高く率先して残業をこなす人や住宅ローンなどの関係で少しでもお金を稼がないとやっていけないという人は残業のある環境を好んで受け入れるかもしれませんが、おそらく大多数の人が残業を、できる事ならしたくない、もしくはほどほどにしたいと考えているはずです。
しかし、現状として残業がない企業はほとんど存在しません。多くの企業では1日2時間ほどの残業が普通で、営業職などはそれ以上に会社に残るといったことも少なくないでしょう。
企業側としても、残業が多いのが好まれない事は分かっています。このような質問をする企業は、多くの場合、残業の多い企業でしょう。通年で多いのか、繁盛期だけ偏って多いのかは分かりませんが、いずれにしても一定の残業がない限りはこの質問がでる事もないのです。
こういった意味では残業が多いという事を応募者へ伝える意味も含まれています。残業が多い事を知らずに働き出すと早期離職率が一気に高まるので事前に伝えた方が企業側も教育の無駄を省けて効率がいいのです。
残業の質問をされた時に表情を変えない
残業の質問がきた時に「えっ、残業が多いの?」という事を一瞬でも心の中で思ってしまうと、確実に表情に反映されます。なんとなく、想像がつきますね。怯んだり嫌だという感情が浮かぶと無意識に表情にでてしまうものです。
そして、面接官はこの質問をした瞬間から応募者の表情をしっかり確認しています。特に熟練した面接担当者ほど一瞬の表情の変化を見逃すことなく把握するでしょう。
その時に、嫌そうな表情を感じ取られてしまうと、仕事に対する取り組みや熱意に疑問を持たれてしまいます。
残業が連日続いた時でもモチベーションを保ち仕事ができるか、中途採用をするうえで大きな判断要素となる事は間違いありません。
もし残業ができないのであれば事前に伝えるべき
なかにはやむを得ない事情で残業ができない事もありますね。
例えば、親の介護で8時までには帰らなくてはならないなど。
こういったケースでは、面接で伝えるのではなく事前の応募書類の段階でしっかり明記しておくべきです。書く場所は本人希望欄が妥当でしょう。
書類の段階で落とされるのが嫌だから面接で伝えるという手段を選択する人もいますが、これは基本的にNGマナー。残業ができない人は会社にとって都合が悪いというケースは少なくありません。書類の段階で落とされるのであれば面接の段階でもまず通らないでしょう。
そして、面接では面接担当者も時間を調節する作業など、事前準備が必要です。面接担当者からしてみれば「なんで、そんな大事な事を書類の段階で伝えなかったの?」といった印象になるでしょう。
受け答えの基本
大切なのは残業があっても熱意をもって仕事に取り組める意気込みを伝える事。
多い少ないの違いはあっても仕事には残業が付きものです。全くないという事はありませんので、残業を含めて一連の仕事という認識で挑みましょう。
また、残業をできるだけ減らす努力をするという事をアピールできると尚有効です。企業側としても残業代を減らせた方がいいわけですから「仕事を効率的にこなし残業を減らす努力も怠りません」といった言葉を付け加えられると好感を持たれるでしょう。
回答例
例1
休日出勤や残業は可能です。
少しでも早く仕事を覚えたいので、残業にも積極的に取り組む考えでいます。
また、不必要な仕事を増やさないように細心の注意を払い仕事に取り組み残業を減らす努力も怠りません。
例2
【一定以上の時間は残業できないケース(履歴書で伝えられず)】
休日出勤や残業は可能ですが、父の介護があるのでできるだけ8時までに帰らせていただきたいと思います。
ただ、効率よく仕事をこなす自信はあり、それまでの時間に仕事が終わるようにする努力は怠りません。


ジョブ吉のブラック企業体験談


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