

多くの場合、履歴書と職務経歴書を1セットとして応募書類とします。履歴書で個人情報や志望動機、自己PRなどを確認。職務経歴書でこれまでに培った経験、スキルを確認。それらが総合的に判断され選考が行われるのです。
さらにこの二つには大きな違いがあります。履歴書には決まったフォーマットがあるのでそれをもとに記入していく形式ですが、職務経歴書に関してはフォーマットが決まっておらず、決まった枚数もないのです。
そのため、どの程度の枚数に仕上げればいいのか迷ってしまう事も少なくないでしょう。
先に結論からお話ししますが、理想とされる枚数は2枚です。なぜ、この枚数がいいとされるのかその理由も確認しておきましょう。
多ければいいという事ではない
仮に知人と一緒に転職活動をしていて、知人の職務経歴書が5枚で自分の職務経歴書が2枚だったら、劣等感を感じ「もっとボリュームを出した方がいいのでは」と考えてしまうかもしれません。
ですが、人事担当者目線で考えると、5枚と2枚、どちらが適切なボリュームで『読みやすい』もしくは『読みたい』と感じるでしょうか。
答えは、殆どの場合で2枚の方の職務経歴書です。
そもそも、応募書類を全て読んでもらえると考えているようでしたらそれが間違いのもとです。職務経歴書は5秒で『読む』『読まない』の判断がされるとも言われており、ファーストインプレッションで『読まない』と判断されてしまえばそれで選考から外れて終わってしまうのです。
職務経歴書はレイアウトや内容といった部分も非常に重要ですが、それだけでなくボリュームも重要な役割を果たします。
5枚にもおよぶ職務経歴書は一見立派に見えるかもしれません。ですが、ボリュームが多いほど読む側は時間と手間がかかります。読み手側の事を考えるのであればコンパクトに要点をまとめるという事も大切で、その能力の有無も判断材料の一つになるのです。そのため、ボリュームの多すぎる職務経歴書は読まれずに終わる可能性が高くなるのです。
かといって書くことがない場合は2枚にしても中身がスカスカになるだけなので、そういった場合は1枚にしても問題ありませんし、逆に、2枚ではどうしても収まらないという場合は3枚にしても問題ありません。ただし、3枚以内には収めたいところ。つまり、1〜3枚の間に収めつつ、2枚が最も適正量といったイメージです。
2枚に収めるのは詰め込むという意味ではない
適正量が2枚と分かると、そこにさまざまな情報を詰め込み、結果として文字の小さい読みづらい職務経歴書が仕上がる場合があります。
ですが、これでは本末転倒。
手に取り5秒で判断するわけですから、ボリューム(枚数)より先に目に入るのはレイアウトや文字サイズなどの読みやすさです。読みにくければボリュームを確認するまでもなく選考から外されてしまうでしょう。
そのため、
- これまでの経歴で応募先に関係性の高い項目
- 伝えたいポイント
- 応募先が欲しいと思うスキル
といった部分が一目で伝わるレイアウトで、尚且つ読みやすい文字サイズなども心がけなくてはなりません。
行間、文字間などにも気を使い、余白も有効に使っていきましょう。
パソコンで作成
履歴書に関しては、手書きかパソコンかの判断が分かれますが、職務経歴書に関しては基本的にパソコンで作成します。
そのため、文字サイズの設定を決めれば、文字が小さくなり読みづらいといった心配がなくなります。
おすすめの設定は11〜12pt。1行につき40字程度の設定となりますが、この文字サイズがもっとも適したサイズとされ、読みやすい印象を与えます。
また、上下左右に詰め込み過ぎるのも窮屈な印象を与えるので、25mmほど余白を持たせるようにしましょう。上に関してはプラス5mmほど多く余白を持たせるとより綺麗な仕上がりとなります。
ビジネス文章では明朝体が一般的なので違和感を与えないためにも、明朝体が無難でしょう。
また、強調したい部分には、太字、下線、文字サイズを大きくするなどのメリハリをつけるとより伝わりやすくなります。
さらに、最初の5秒で重要な項目を理解してもらうために『職務要約』を冒頭に入れるのも有効です。見出しのような役目を果たし、読んでもらえる可能性が高まります。


ジョブ吉のブラック企業体験談


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