もし、転職活動で大本命の企業から不採用通知を受け取っても、そこで100%終了とも限りません。
今回は、不採用となった後の振る舞いについて紹介します。
転職の大本命に落ちてしまった…。
この企業を目標に転職活動をしてきたのにショック過ぎる…。
転職活動をしている人のほとんどが、思うように転職活動を進められずに、躓く場面に出くわすかと思います。
というのも、転職の採用率は、10%未満とされており、有利に転職できるとされる転職エージェント経由で応募しても、10%に届くか届かないか…、非常に狭き門となっているのです。
そして、本命とする企業は、キャリアアップを目指している事が多いので、採用の難易度も上がり、実質、採用率は10%より低いものとなるでしょう。
そのため、多くの人が、本命企業から不採用という通知を受け取る事になってしまうのです。
不採用に食い下がる人はいない
企業から『不採用』の通知を受け取った場合、どういった対処をするでしょうか?
おそらく、ほぼ100%の人が、特にアクションを起こす事なく「不採用になった」という現状を受け止めるかと思います。
私は、長年、人事部に所属しており、書類選考や面接を担当してきましたが、何百人、もしかしたら1,000人以上に不採用という現状を突き付けてきたかもしれません。
しかし、不採用という通知をした後に、連絡をしてきた人は一人も居ません。
「なんで、不採用になったの?」
「必ず戦力になるから採用してくれ!」
これらの連絡があっても不思議ではないのですが、実際には全く連絡してこないのです。
不採用という現状を受け止めるのは、文句や不満を飲み込む日本人のいい部分でもあるかもしれませんが、不採用と通知した人の中には、当落線上にいて、僅かな差で不採用となった人も多くいます。「なんとなく…違うかな…」ぐらいの感覚的な差によって不採用となってしまう事もしばしば…。
こういった人達は、あとひと押しで次のステップに進める可能性が高いと言えます。そして、そのひと押しが、『連絡を入れる』事によって満たされるかもしれないのです。
誰も、連絡してこない中で、「必ず、会社に貢献するから!!」といった連絡が入ったらかなり目立ちますよね。
会社としては、少しでもモチベーションの高い人間を雇いたいものです。当落線上にいた人材が、熱くやる気のある人間であれば、いきなり採用とまではいかないかもしれませんが、再び面接を受けさせるぐらいのチャンスを与えるのは、不思議な事ではありません。
私が人事部で働いていた企業は、大企業とまではいきませんが、中堅クラスの企業でした。そして、私がもしこういった連絡を受け取っていたら、「もう一度、面接をセッティングして会ってみよう」という判断をしていたと思います。人事部にはそれぐらいの裁量権があるのです。
感覚的には3割がNG
当落線上と言われても、自分がどの程度の評価を受けているのか分からない…。
そういった意見も多いかもしれませんが、自信がなくても逃せない企業であれば連絡を入れてみるべきです。
再び、私の経験談になりますが、
面接を受けた人で「この人は無いな…」と、ハッキリとした判断をできるのは、全体の3割ほどでした。
逆に迷うことなく「採用したい!」と判断できる人もいるのですが、それは全体の数%ほど。
しかし、現状、それでは確保できる人数が少なすぎるので、あとは当落線上にいる人から内定者を選ぶ事になります。
では、当落線上にいるのは、全体の何%かと言うと…。
残りの70%近い人となります。
「この人は採用決定」「この人は無いな…」という判断はハッキリしていますが、いづれにも該当しない場合は、明確な差を付けれない事が多いのです。
つまり、当落線上にいる人が最も多いという事です。
70%近い人が当落線上にいるのであれば、十分可能性があると思いませんか?
それに、連絡してまともに対応されなかったとしても、その後は、連絡をとる機会もありませんし、なんら影響の出る事ではありません。
ですので、不採用になっても本命企業は諦めずに連絡をしてみましょう。連絡しないままでは、不採用で終わりですが、連絡をすれば、もしかしたら次のステップに進めるかもしれないのです。得はするかもしれないけど、損をする事はありません。
どこに転職するかによって人生は大きく変わってきます。やれる事をやって後悔しないようにしましょう。
ジョブ吉のブラック企業体験談


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