

面接は実際の人物像を見極める作業でもある
面接対策として『受け答える内容』『アピールポイント』といった部分は事前にシミュレーションして万全の状態で挑む事が多いのですが、立ち振る舞いに関しては意外に盲点となり、対策できていない事が多々あります。
しかし、立ち振る舞いは面接においてとても重要。というのも、書類選考の段階でこれまでの経歴は確認できていますが、実際にどういった人物なのか?を確認するのは面接が初めてとなるからです。
初めて会った人物、ましてや面接という重要な場面で『礼儀がなっていない』『クセがありそう』『書類の印象は良かったのに…』と思われるのは致命的です。社会人として、もっと根本的に人としてのマナーや常識の有無を確認される機会でもあるのです。
しかし、かといってガチガチに緊張しすぎてしまうのも良くありません。ここは若干、新卒の就職活動とは異なる部分ですね。転職においてフレッシュさのアピールはさほど必要ありませんので、これまでの社会人経験の中で培ってきた自分を面接官にアピールしなくてはなりません。そのためには、本来の自分を出す必要があるのです。
基本的な事も含まれていますが、NGマナーと厳守したいマナーを確認しておきましょう。
注意したい立ち振る舞い
時間を厳守
当然の事ですが、面接を遅刻してしまうのは致命的。「この人は取引先にも平気で遅刻してしまうのでは?」と、どんな事情があったとしても勘ぐられてしまいます。
しかし、電車の遅れや渋滞などやむを得ない事情によって遅刻してしまう可能性もありますね。そういった場合は、例え、1,2分の遅刻であったとしても必ず面接時間前までに連絡を入れましょう。「ギリギリ間に合うかもしれない!!」といった賭けをする必要はないので、間に合うか微妙な時も連絡を入れておいた方が間違いないでしょう。
また、早く着きすぎるのも相手に迷惑をかけてしまうのでNG。15分前だと早すぎます。5〜10分前に到着するように心がけましょう。20分ほど前には近くに着いてコンビニで時間を潰せるといった余裕があると尚いいですね。緊張した心を落ち着かせる時間も作れます。
姿勢を崩さない
新卒時は徹底している部分も転職時には少し気が緩んでいる事も。
なかには、無意識に足を組んでしまったり、肘をついてしまう例もあるようです。ここまではないとしても、背もたれにもたれ掛かるのもNG。
話しが逸れますが、かつて交通違反となり教習所に行く機会があったのですが、気さくな教習官の雰囲気に、いつもの運転のクセが出て片手でハンドルを回してしまい「舐めているのか?」と、お叱りを受けた経験があります。
新卒時に比べて転職の面接は和やかな雰囲気になる事が多いのですが、リラックスした状態ほど普段のクセが出てしまいます。しかし、面接官はそういった時に姿勢を崩してしまうか?という事もしっかり確認しているので徹底して姿勢を正しましょう。
相手によって態度を変える
これもやってしまいがちですが、面接官が例え自分より若い人でもタメ口や横柄な態度をとるのはNGです。
逆の立場になって考えれば当然ですね。面接時に横柄な態度をとる人間と一緒に働きたいとは思いません。
また、面接に行く際に、受付の女性スタッフと接する機会も少なくないでしょう。こういった場面でも徹底して低姿勢に礼儀正しくが基本です。その会社に足を踏み入れた瞬間から面接が始まっていると思って下さい。
メモを取るなら手書き
面接時にメモを取る人は少なくありません。
この『メモを取る』という行為自体が有りなのか無しなのかという議論がありますが、「メモを取ってもよろしいでしょうか?」と確認してから記入を始めれば基本的にマナー違反とはなりません。
しかし、近年は携帯端末に入力してメモを取るという人も増えています。時代の流れとして快く受け止めてくれる企業もありますが、違和感を感じてしまう企業も少なくないのが現状です。
ですので、携帯端末にメモを残したい場合は、面接時には手帳に記入しておき、後々携帯端末に入力するようにしましょう。少しでも、リスクを軽減するためです。
また、ペンの持ち方にも注意しましょう。無意識にぐるぐるとペンを回してしまったり、もてあそんでしまう事もあるでしょう。
相手の目を見る
じっと目を見続けるのもNGですが、目を全く合わさないのは間違いなくマイナス評価に繋がります。
適度に相手の目を見て、『面接官が話している事を理解しようとする姿勢』及び『自分の言葉を伝えようとする姿勢』を受け取ってもらえるようにしましょう。
また、複数の面接官が居る場合は、例え質問をしている人が1人でもまんべんなく全員を見渡すようにして話をしましょう。全ての人に訴えかける、目線から感じられる印象はとても重要です。
挨拶は自分から
これも基本中の基本ですが、緊張により忘れてしまう事も少なくないとされます。
- 失礼します
- よろしくお願いします
- お時間を下さりありがとうございます
- ありがとうございました
冷静になれば当たり前の事ですが、面接ではできなくなる事も少なくないので、反復してイメージトレーニングをしましょう。人事担当者は、日々面接を行っているので細かな部分も気づき良い印象を与えないでしょう。
動作一つ一つを慎重に!
面接は長くても数十分。けして集中が途切れるほどの長丁場ではありません。
ですので、一つ一つの動作を慎重に行いましょう。動作一つ一つに気を張っていると一呼吸置きながら行動できるので冷静さを保てるというメリットもあるでしょう。
万が一の事態も冷静に
緊張している事も関係してか、面接時には予想外の事態が起こる事も少なくありません。
例えば、
- メモ帳を落としてしまった
- ドアを閉める際に大きな音がなってしまった
- 声が裏返ってしまった
などなど。
そういった時に『どうしよう、どうしよう』と、慌ててしまうといい方向には進みません。
冷静に『失礼いたしました』と言い、一呼吸おきましょう。
面接官もあなたに悪気がない事は分かっていますから、起きてしまった事で評価を下げる事はありません。むしろ、その後に、どう対処したかが重要視されるのです。
ドアを閉める音が大きかったのに何も言わないのはマイナス印象を与える。社会人として当然の事ですね。冷静に対処しましょう。


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