転職活動をしていると必ず見かける、
『即戦力歓迎』
『即戦力求む』
といった言葉。
この『即戦力』という文字を見ると、働いてすぐに戦力になれない人は必要とされていない…。こういった印象を受けてしまいますね。
そのため、自信のない人は、この文字を見かけるだけで、気が引けてしまい応募すら出来ません。
ある意味、応募前に選別できる、求人を出す企業にとって有効な手段なのですが、
ここで言う、『即戦力』とは、必ずしも、全ての仕事を完璧にこなすといった意味ではないのでその点を注意する必要があります。

即戦力とは、どれだけ順応できるか
即戦力とはいっても、入ったその日から戦力として働ける人なんて存在しません。
たとえ同業種であっても、会社が異なれば、結果に至るまでのアプローチには異なった部分があるはずです。
まず、入社して行うべき事は、その会社のやり方を学ぶこと。
「今までのやり方を続けて、この会社に新しい風を吹き込んでやる!」なんて意気込みがあったとしても、いきなりそれを実行するのではなく、まずは、その会社のやり方を知る必要があります。その上で、そういった行動をとらないと、傍迷惑な存在になってしまうだけでしょう。
どんな実力がある人でも、まずは、新しい職場に馴染む必要があるのです。
そのため、即戦力という言葉の裏には、その会社のやり方を学び取り入れる『順応力の有無』が存在します。
バリバリ仕事をこなす実力も必要です。ですが、求人企業は和を乱す従業員を求めてはいません。
仕事を指示してくれるのは上司ですね。上司との信頼関係を築く必要があります。
一緒に仕事をこなすのは同僚ですね。同僚との信頼関係も必須です。
そして、企業である以上、お金を必要とします。それには、顧客から信頼される事も大切です。
即戦力とは、仕事ができる以前に、こういった部分で適応力を発揮できる人を指しているのです。
実績は一人で作れるものではない
「前職では〇〇のプロジェクトに携わり、こういった成果を挙げました」
面接でよく有りがちなアピールですが、この成果が立派なものでも、『=即戦力』という判断にはなりません。
というのも、プロジェクトとは、一人で完成させるものではないので、そこに至るまで、会社のバックアップや、同僚、上司、部下の支えがあって成り立っているはずです。
企画・設計開発・宣伝・販売まで一人で携わるなんてケースはまずありませんよね?
その過程を経験しているというのはプラス材料ですが、前職の会社や上司、同僚、部下、共々転職するわけではないので、『=即戦力』という評価は難しいのです。
ですので、実績に劣等感を抱いていたとしても、そこは大きな問題とはならないかもしれません。
それよりも、先ほどの『順応力』。そういった部分を全面にアピールした方が即戦力という評価を受けやすいはずです。
『即戦力』はフィルターでもある
求人に『即戦力』と書くと、応募者がガクッと減るとされます。
それは、大勢の人が即戦力となる自信が無いからです。
ですが、これは、自信の無い人や積極性の無い人を振り落とすためのフィルターの役目も果たしています。
実際のところ、前述のように、即戦力と募集概要に書かれていても、そこまで実績を重視せず『順応力』を高く評価する事は少なくありません。
『即戦力』と書かれている中で、『順応力』を武器にアピールしてくる人は、積極性があり、会社に早いうちから馴染み、実際に会社に貢献できる可能性が高いという評価を受けるので魅力的な人材と判断されやすいのです。
みなさんも、『即戦力』というだけで諦めていないでしょうか?

ジョブ吉のブラック企業体験談


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