就職活動が思うように進まない…。
アルバイトよりしっかり稼ぎたい…。
こういった時には『派遣社員』が有効な選択肢になってくるかと思います。
時給も普通のアルバイトより平均して高いですし、フルタイムで働ける環境が多いので時には都合のいい働き方になりますね。
そんな派遣社員ですが、高時給でフルタイムという条件から、「登録の採用試験などに一定の基準があり落ちる事があるのでは?」という心配の声も少なくないようです。
今回は、
- 派遣社員に登録する際の採用試験
- 落とされる事もあるのか
- 派遣先の試験
これらについて確認してみましょう。
派遣社員になる時の面接や筆記試験
【書類選考】
就職の場合は、事前に書類を郵送し書類選考を行いますが、派遣社員の場合は持参して面接(面談)と同時に済ませるのが一般的です。
とはいっても、細かな経歴までは確認しません。学歴や職歴なども重視されず、『連絡先を把握するため』『管理する時に必要な基本情報を得るため』といった意味合いが強くなっています。
志望動機などの欄も「暫くフルタイムでお金を稼ぎたいため」など正直に思っている事を一言書いておけば問題ありません。
【面接(面談)】
書類を持参するとそのまま簡単な面談を行います。
希望する職務内容や勤務期間など、派遣登録を希望する人がどういった働き方を望むのかを確認する場です。
ここでも、落とされるような事はほとんどありません。
【筆記試験】
筆記試験は、1分間で簡単な足し算・引き算が何個解けるかといったものが多くなっています。
これに関しても普通に解ければOKです。最低限の能力があるかの確認ですので数個しか解けないなど極端なものでない限りは落とされません。
【試験なしでネット登録のみでOKのケースも】
採用試験をクリアしないと派遣登録ができないといったルールは定められていませんので、派遣会社によってはネット上で登録をするだけで仕事が紹介してもらえる場合もあります。
履歴書に記載するような基本情報をネット上で入力して身分証の写真などを添付すれば登録完了です。
落とされる事はある?
派遣という働き方が浸透して以降、派遣会社も数を増やしており、派遣登録者の取り合いとなっているのが現状です。そのため、派遣登録に特別なハードルを定めないでほぼ全ての人を受け入れています。
派遣会社と派遣先企業の関係性も、人材を派遣して初めて成り立ちますからね。優先すべきは登録者の確保で、そのためには簡単に派遣登録できる仕組みが必要となるのです。
そのため、よほどの事がない限り派遣登録の段階で断られるような事はありません。
ただし、登録後に派遣先で欠勤や勤務態度に問題がある場合は別です。
契約期間が終わり次第、その派遣先での勤務は終了となりますし、その後、別の派遣先を紹介される事もなくなってしまうでしょう。
これは、当然の事ですね。派遣会社も問題のある人を企業に紹介していては会社の評判を落としてしまいますので、派遣できない人という扱いにしなくてはなりません。
派遣会社に登録する事のハードルはかなり低いと言えますが、その後、派遣先を継続して紹介してもらえるかどうかは登録者次第という事です。
まぁ、それでも最低限の事が出来れば紹介してもらえないという事態にもならないでしょう。
派遣先でも試験がある?
派遣先によっては試験があります。
ですが、ここでいう試験とは、採用試験ではなく、その企業で働く為の最低限の知識を身に付ける作業です。
例えば、ソニーのパソコン製造工場の場合は、ハンダの使い方の実技試験と、5sなど製造業の基礎知識の筆記試験があります。
ハンダは最低限使えないと再試験、筆記も80点以上取らないと再試験となりますが、9割の人が1回で合格、落ちた人も翌日の再試験、再再試験で最終的には合格となります。
これは、採用試験というより、工場で働くうえでの基礎を身に付ける作業です。何もできない人をいきなり現場に立たせるわけにはいきませんからね。派遣社員側としてもこういった教育システムがあった方が戸惑うことなく働けるでしょう。
ちなみに、『派遣先企業は無条件で派遣社員を雇わなくてはならない』という法律が定められています。
派遣会社が事前に働ける能力を確認しているので、派遣先企業では派遣社員を選んで雇う事ができないのです。(労働者派遣法第26条第7項『派遣先による派遣予定者の特定行為の禁止』)
そのため、もし、派遣先の研修で落とされるような事があれば、それは派遣先企業が違法行為をしているという事になります。
・・・
以上が、派遣会社に登録し実際に働くまでの採用のハードルとなります。
正直、ハードルというハードルはありませんね…。ほぼ誰でも働く事が可能でしょう。
そもそも、派遣会社としても、登録者の評判が派遣先で悪ければ契約を延長しないでそのまま終わりにできるので、最初の派遣先が採用試験のようなものです。
そのため、最初の1回はまず間違いなく働けるでしょう。そして、そこで余程の問題を起こさなければ次の派遣先も紹介されますし、派遣期間延長にもなるでしょう。
ジョブ吉のブラック企業体験談


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