

転職活動では応募書類を直接企業に持っていき手渡すという機会も少なくありません。
- 持ち込む場合は宛名が必要となるのか?
- 日付はいつにするべきか?
- 茶封筒なのか、それとも白封筒なのか、あるいは封筒を必要としないのか?
などなど、手渡す場合にはさまざまな疑問が浮かぶかと思います。
今回は、これらの疑問一つ一つを解説していきますので持参を予定している人は参考にしてみて下さい。
履歴書持参の場合の宛名は?
表面の書き方

まず、表面に関しては直接手渡すわけですから宛名を必要としません。郵送しない以上、住所を必要としませんし、直接渡す以上、相手の名前も書く必要がないのです。
表面で唯一書くのは左下の『履歴書在中』という部分。管理する際に“中身が何か”という事がはっきりしていると管理がしやすくなるので郵送の場合でも持参の場合でも『履歴書在中』と書くのは一つのマナーとされます。
履歴書とセットになっている封筒なら最初から明記されているので楽ですね。そうでない場合は手書きがスタンプを用意しましょう。
添え状に関しても必要ありません。
裏面の書き方

裏面に関しては、誰の履歴書か中身を確認しなくても分かるように応募者の住所と名前を書きます。
持参する当日の日付を書いておくとより管理しやすくなるので、記入するようにしましょう。
また、糊付けする必要もありません。
郵送する場合の宛名の書き方⇒【転職の応募書類】宛名の書き方。役職別の方法は?
日付は持参する日
履歴書の日付に関しても封筒に明記する日付に関しても、持参する当日の日付を記入するようにしましょう。
郵送する場合は郵送する日の日付です。
基本的に、書いた日付ではなく、応募者の手元から離れる日の日付を記入するのがマナーとなっています。持参の場合は、持参して手渡す日という事ですね。
封筒の種類
サイズ
まず、封筒のサイズに関してですが、基本的に角形2号と呼ばれるA4サイズが折らずにゆったりと入る封筒を使います。
履歴書セットを購入すると長形タイプの封筒が入っている事もありますが、別で買ってでも角形2号を用意した方が無難でしょう。
長形の封筒ではA4をさらに3つ折りにする事になるので読みづらくなるうえ、コピー機なども使いづらくなります。アルバイトの応募程度には今でも使われますが、転職の応募書類には相応しい封筒とは言えません。
※履歴書は基本的にA3サイズで作成し、それを半分に折ったA4サイズで管理します。角形2号に入れるのは半分に折った状態という事です。
色
封筒の色は、大きく分けて、
- 白封筒
- 茶封筒
とで分けられます。
そして、履歴書の封筒で使われるのは『白封筒』です。
茶封筒は業務用で安い価格で売られているので、あまりいいイメージを持たれません。企業も重要な書類には白封筒を使うなどの使い分けをしている事が多いので、履歴書も安価な茶封筒を使うより白封筒に入れた方が印象がいいでしょう。
それに、履歴書のセットを購入するとセットの封筒は全て『白封筒』です。ほとんどの応募者が白封筒を使うことになるので茶封筒は浮いてしまうかもしれません。
封筒のマナー⇒応募書類は折り目厳禁!市販の履歴書とセットの封筒はご注意を
折り目が付かないように工夫をする
履歴書に折り目がつくと印象がダウンします。封筒の角まで折り目が付かないように工夫をしてカバンに入れるようにしましょう。
よく使われる方法としては、クリアファイルを2枚使いその間に封筒を挟むという方法。他の物に干渉する事がなくなるので傷や折り目も付かなくなりますし、応募書類を取り出す時に手間取らずにスムーズに出しやすくなります。
また、外からの衝撃を受けづらく出しやすい位置など、カバンの収納場所も適した場所を考えて応募書類を入れるようにしましょう。
書類を入れる順番と向き
応募書類は、履歴書、職務経歴書、その他の書類の順番で封筒に入れます。
向きは、封筒の表面と書類の表面を合わせて入れるようにしましょう。封筒の表面とは宛名を書く面(持参の場合は書きませんが、いずれにしてもそちらが表面)、履歴書は写真を貼る面が表面です。
また取り出した時に、反対向きにならないよう、上下の向きにも気をつけましょう。封筒の上下と応募書類の上下は同じ向きに合わせます。
渡す時のマナー
履歴書を持参する時は、
- 受付で渡す場合
- 人事担当者に直接手渡す場合
の2つのパターンがあります。
それぞれでは渡し方のマナーが異なるので確認しておきましょう。
受付で渡す場合のマナー
受付で渡す場合は、封筒に入れたまま、封筒の向きを相手が読みやすい向きにして渡します。
人事担当者によっては、受付でのマナーがどうだったか、という部分を受付の人に確認する事もあるので受け答えの一つ一つに細心の注意を払いましょう。
渡す時は、封筒に両手を添えてお辞儀をしながら「よろしくお願いします」と言って渡しましょう。
封筒から出す指示がある場合は臨機応変に対応して下さい。
人事担当者に直接渡す場合のマナー
人事担当者に直接渡す場合には、さらに2つのパターンが考えられます。
それは、面接前に手渡し別室で読まれるパターンと、面接時に渡してその場で確認されるパターン。
前者に関しては、受付と同じように封筒に入れたまま手渡しても問題ありません。渡す時のマナーも同じです。
後者に関しては、その場で読まれる事を想定して応募書類を封筒から出した状態で手渡します。
- カバンから封筒を取り出す
- 応募書類を封筒から出す
- 封筒の上に応募書類を重ねる
- 向きを面接官側にして書類と封筒を一緒に渡す
- 両手を添えてお辞儀をしながら「こちらが履歴書と職務経歴書です。本日はよろしくお願いします」
渡すタイミングは基本的に面接官の指示を受けた時となります。
前者のパターンか後者のパターンか分からない場合は、念の為、後者のパターンで渡すと無難でしょう。気遣いなのでマイナス印象を与える心配がありません。


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