

学校を卒業し社会人となり、その後退職しアルバイトを経験、こういった経歴がある中、就職活動をしている人も少なくありません。
このような場合、『アルバイト経験を職歴に記入するべきか』という迷いがでますね。「アルバイト経験はマイナス評価になる気がする…」「かといって、職歴に大きなブランクがあるのはまずい…」さまざまな葛藤がある中での迷いかと思います。
アルバイトを職歴に記入するべきか、という問いには「アルバイト・パートも立派な職歴だから書くべき」という意見と「アルバイト・パートは職歴には該当しないから書かないべき」という意見で二分され、正直、固定された結論がないのが現状です
ですが、書くべきかどうかの基準となるものはあります。それは、“人事担当者が知りたい情報なのか”という部分。どういったアルバイト歴が人事担当者にとって必要なのか確認してみましょう。
アルバイト経験を書くべきケース
本人の置かれている状況によっても書くべきか書かなくていいのか異なってきます。状況によって使い分けましょう。
アルバイト経験が長い場合
長期に渡りアルバイトをしている場合は、その事を記入しなくてはなりません。というのも、書かないと大きなブランクがあることになり、人事担当者は「そのブランクに何をしていたのか」という事を必ず確認します。つまり、人事担当者が知りたい情報となるのです。
「ブランクがあるって事はこの期間無職だったの?」「病気をしていたの?」様々な憶測を呼んでしまいますね。いずれにしてもブランクをプラスに受け取られる事はないので最初から「アルバイトをしていた期間」としておいた方が状況が正しく伝わるでしょう。
目安として3ヶ月以上のアルバイトは記入するようにしましょう。※理由は後ほど
転職先に役立つアルバイト
アルバイトと応募先の仕事内容で共通点がある場合や、役立つスキルをアルバイトで培っている場合はそれもアピールとなるので記入した方が有効になります。実務経験として受け取ってもらえる可能性があるのです。
社会保険に加入していた場合
保険関係の手続きをする際に、社会保険加入歴が分かってしまう場合もあります。「アルバイトなので記入する必要はないと判断しました」と言ってもいいのですが、経歴詐称を疑われるより事前に書いておいた方が印象は良くなるでしょう。「社会保険に加入するほどのアルバイトなら書くべきだろう」と感じ取ってしまう人事担当者も少なくありません。
アルバイト経験を書かないケース
アルバイトの期間が短い
3ヶ月以内のアルバイトであれば記入する必要はありません。
というのも、3ヶ月は転職活動を行うのに不自然なブランクとはならないので「転職活動を行っていた期間」という解釈がされるので、わざわざアルバイトに触れる必要はないのです。
正社員で働きながらのアルバイト
家計のために、正社員として働きながらアルバイトをする人も少なくありません。こういったケースでは社会保険の加入もしていませんし、長期間のアルバイトであっても記入する必要はありません。
・・・
アルバイト歴を書く目安を紹介しましたが、こういった基準に関係なく「アルバイト歴は職歴欄に書くことではない」という人事担当者もいますし、「なぜ短期のアルバイトを書かなかったんだ」という意見をいう人事担当者もいます。
正直、正解がないのが現状です。
しかし、“人事担当者を考え基準を設けたうえで記入した”という説明ができれば、きっと書いた事にも書かなかった事にも一定の理解をしてもらえるはずです。
なぜ、書いたのか?なぜ、書かなかったのか?という事をご自身の中ではっきりさせておきましょう。
短期間のアルバイトを複数おこなっている場合
“短期間のアルバイトを繰り返し、結果として長期間にわたりアルバイトをしていた”という経歴を持っている人も少なくないかと思います。
こういったケースでは代表的なアルバイトもしくはアピールできそうなアルバイトをピックアップして記入しましょう。職歴欄には全て書き込む必要はありません。『〇〇株式会社 他複数社でアルバイト』といった形で軽く触れるだけにしましょう。詳細は職務経歴書に書くか、面接で伝えるようにしましょう。
職歴欄の書き方
では、実際にアルバイトを職歴欄に記入する事になったらどのように書くべきかを解説します。
大切なのは『雇用形態』を分かりやすく伝える事です。どの会社でどのような雇用形態だったか、という部分が伝わればOKです。
書き方としては、『〇〇株式会社入社(アルバイト)』が基本。退職時は『〇〇株式会社 会社都合により退職』といった形でアルバイトを重複して伝える必要はありません。
【例1】
〇〇株式会社入社(アルバイト)
〇〇株式会社 会社都合により退職もしくは契約満了につき退職など
【例2】
〇〇株式会社入社(◯年◯月まで他複数社でアルバイト)
※職歴欄に余裕がある場合は、入社〜退職の間に1行足し業務内容に触れるのも有効です(もちろん、応募先にアピールできる内容であれば)。


ジョブ吉のブラック企業体験談


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